「ADHDだから簡単な仕事しかできないかな」
ADHDのあなた。そうやって自分の可能性を潰していませんか?
ADHDでも、いや、ADHDだからこそ、エンジニアを目指してみませんか?
今回は「ADHDがエンジニアに向いている」をテーマに話していきます。
エンジニアはADHDの特性を十分に生かせる職業と言えます
また僕もADHDであり、知人の会社でエンジニアを経験したことがあります。
そういった実体験からも、ADHDがエンジニアに向いているということを話せたらと思います。
①ADHDの特性はエンジニアに向いている
ADHDには一つのことに没頭すると集中が止まらない、「過集中」という特性があります。
エンジニアは長い時間パソコンに向き合い、コードを書くことに集中しないといけません。
そういった一つのことに没頭する業務は、ADHDの過集中にマッチしている業務内容と言えますね。
ただ、ADHDが過集中を発揮するのは、その作業が興味のあることかどうかが重要です。
プログラミングが好きで、コードを書くことが好きで、コンピュータに向き合うことが好き。
そうやって好きが重なれば重なるほど、ADHDはエンジニアに向いていると言えます。
また、エンジニアは発想力が大事な場面もあります。
プログラミングをして動作が上手くいかないときや、効率のいいコーディングが必要なときがあるんですよね。
そういった状況では、ADHDの強いアイディア力がマッチします。
なので、ADHDの特性はエンジニアに向いていると言えます。
実体験① ADHDの特性のおかげで褒められる
僕は知人の会社(かなり小規模)にて、WEBエンジニアとして働いていました。
勤務時間は10時~17時で、ずっとパソコンに向かってコードを書いて、ホームページを作ったりもしていました。
知人の会社で働いているとき、僕は褒められまくって仕事をしていました。
というのも当時の僕は、プログラミングにドハマりしていたんです。
昔から好きなことに過集中をしていた僕は、仕事の時間はコーディングにとことんのめりこみ、社長の求めているホームページやシステムを素早く作り上げていました。
そんな僕の仕事ぶりに社長は、
「すごいねぇ~! 完璧だよ!」
という言葉をよく言われていました。(笑)
今思えばいい会社だったなぁ。なんて思ったりします。
また同時に、プログラミングはADHDの僕に向いていたんだなぁとも思います。
②飽き性なADHDがエンジニアを続けられる?
ADHDのほとんどの人が飽き性だと言われています。
一つの作業をとことん行うエンジニアを続けるには、飽き性であるのは致命的である気がしますよね。
しかし一般的に飽き性な人はエンジニアに向いていると言われています。
というのも、エンジニアという職には以下のような特徴があるからです。
・ルーティンワークが比較的少ない
・常に変化、進化が求められる仕事である
・転職をするのが比較的に簡単
ルーティンワークが比較的少ない
エンジニアの業務はコーディングやシステム設計が主です。
ただそれらの業務は、それぞれに違う技術が使われ、それぞれに違うプロセスで業務を行うことがほとんどです。
なのでエンジニアにはルーティンワークが比較的少なく、飽き性のADHDには向いている職であると言えますね。
常に変化、進化が求められる仕事である
エンジニアの業界では、常に新しい技術が求められ、人材の進化が求められます。
少し前の技術が古いものになったりすることもしばしば。
新しいものに刺激を受けやすい飽き性の人には、エンジニアはぴったりの仕事と言えます。
転職をするのが比較的に簡単
IT業界では、転職をするのが比較的に簡単です。
エンジニアは常に人手不足で、どの会社もIT人材は常に求めています。
飽き性ならば、転職がしやすいエンジニアはやはり合っていますね。
実体験② すごく飽き性だけどプログラミングはかなり続いた
僕はかなり飽き性なADHDなんですけど、知人の会社でWEBエンジニアをしていたころは、かなり楽しく、長く続けられました。
大学では心理学を専攻していたのですが、入学から二か月後には心理学に飽きて、大学数学にのめりこんだりします。それくらい飽き性な僕は、プログラミングなどのクリエイティブな作業には飽きを感じず、かなり長く続けることができていました。
0から1を作ることが好きな人、クリエイティブが好きな人には、プログラミングが向いている可能性が高いですよ!s
③ADHDがエンジニアになるには?
ADHDがエンジニアになるには、
・独学で学ぶ
・スクールに通う
・就労移行支援に通う
以上の3つの方法があります。
独学で学ぶ
僕はプログラミングを学ぶ際に、独学で学ぶ方法を選びました。
独学は低コストで学ぶことができるので、学習にお金をかけたくない、お金がないという方にはおすすめの勉強法です。
ただ、独学は比較的に時間がかかりますし、挫折率も高いです。
独学に自信がないという方は、後述するスクールに通うか就労移行支援に通う方法を選びましょう。
プログラミングスクールに通う
最近はプログラミングブームが流行っているのですが、その実情はプログラミングスクールに通うことが主流のようです。やはり独学が厳しいという方がほとんどのようですね。
プログラミングスクールではプログラミングスキルを学べるだけでなく、エンジニア転職をサポートしてくれるところがほとんどのようなので、確実にエンジニアになりたいという方にはぴったりですね。
しかし「プログラミングスクールに通うと確実にエンジニアになれる」という思考は危険です。本来、エンジニアになるには「自分で解決する力」が必要です。プログラミングスクールに通う際も「自力で問題を解決する」という意識は持っておくことにしましょう。
就労移行支援に通う
最近はITを学べる就労移行支援が増えてきています。ITを学べる事業所でプログラミングスキルを得るというやり方もアリです。
スクールと同じようにエンジニア就職をサポートしてくれるので、障がいを抱えていてもエンジニアになりたいという意思を持っている方にはぴったりの方法です。
またスクールと同様に「自分で解決する力」を持っていることが大切です。エンジニアに必要な力は、自分で解決する力なので、そこを忘れないようにしましょう。
実体験③独学で学んだプログラミング
僕は独学でプログラミングを学んだんですけど、独学が一番自分に合っていたなと思います。
昔から「他人から何かを習う」というのがとても苦手でした。
独学は自分のペースでできるし、分からないところはだいたいインターネットで検索すれば解決できます。なので、自分的には独学で十分でした。
プログラミングを学ぶ際は、まず独学から始めてみることをおすすめします。そこでプログラミングに適性があるかどうかを判断して、必要であればスクールや就労移行支援を利用するのをおすすめします。
まとめ
今回はADHDがエンジニアに向いていることについて話しました。
プログラミングを学べる就労移行支援事業所の記事もあるので、よかったら参考にしてみてください。
それでは、また!!
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